eSIMとは、スマートフォン等に利用するSIM(通信会社から提供されるチップ)を物理的に持たずに、ネットワーク経由で対応キャリアのプロファイルを直接スマートフォン等に書き込むことができるサービスです。
eSIM対応端末が必要になるが、SIMカードの差し替えはせずに、QRコードを読み込む事で簡単に通信設定ができてしまうのが魅力だ。
潜在的には、MNOとMVNOの競争環境を大きく変える可能性もあるサービスともいえる。
IIJmioはこのeSIMを個人向けに開始した。
このサービスはIIJmioが日本初となるため、当初はβ版という位置付けで、料金プランはデータ容量が6GBの「ライトスタートプラン」(eSIMベータ版)しか選択できない。
対応端末も当然eSIMを搭載したiPhoneやiPad、Windows PCなどに限定される。
しかしながら、オンラインで気軽に【2回線目】を追加できるのはユーザーにとって魅力的だ。
もともとIIJは、eSIMのサービスを主に法人やIoT向けと考えていたが、iPhoneがeSIMに対応することで風向きが変わった。