【2021年最新版】ahamo(オンライン専用料金プラン)の情報、料金プランを他社と比較しながら解説

大手キャリアが相次いで発表したオンライン専用料金プラン(ブランド)。
1番乗りでドコモが「ahamo(アハモ)」を発表しました。
低料金が魅力のドコモのahamo(オンライン専用料金プラン)ですが、注意点も多いく、おススメできる人、できない人がはっきり分かれるプランです。
LINEMOに変更したものの、「こんな落とし穴があるなんて知らなかった」なんて後悔しないためにも、ahamoを徹底解説しちゃいます。


■ドコモのオンライン専用料金プラン「ahamo」とは?

ドコモから新しいオンライン専用料金プラン『ahamo(アハモ)』がスタートとなりました。

オンライン専用料金プランという事で、申し込みからサポートに至るまで全てをオンラインにすることで、人件費等が省かれ、安い料金プランが提供できています。

同じようにソフトバンクの『LINEMO』(ラインモ)、auの『povo』(ポヴォ)、楽天モバイルの『Rakuten UN-LIMIT VI』と、各社次々と新プランや新ブランドを発表しています。

まさに業界再編成に近いような、衝撃的な内容でした。



NTT全体で見ると
  • 大容量プラン・・・ドコモ
  • 小・中容量…ahamo
  • 格安SIM・・・OCN Mobile ONE
で切り分けているようです。

MM総研の調査によるとスマホの月間データ使用量は1人平均約7GBで、スマホ利用者の8割の人が7GB以下という結果が出ています。

通信容量だけで見た場合、ほとんどの方が大容量のドコモプランよりもahamoやOCNの方が向いています。

ブランドが違うだけで、すべてドコモが提供しているので、通信速度も回線品質も全て同じです。

※OCNモバイルONEは(株)NTTコミュニケーションズがドコモから回線を借りて運営しています。
事実上、ドコモの格安ブランドの位置づけです。

『OCNモバイルONE』についてはこちらで紹介しています!!



■「ahamo」の魅力①~料金プラン~

『ahamo』最大の特徴は安さと分かりやすさ。
データ容量が20GBのプランのみで、今までのソフトバンクのプランの様な条件付きの割引や複雑な料金体系などはありません。

更に『ahamo』は他社と違い「毎回、通話が最初の5分無料」というサービスが標準でついています。

5分以内の通話が多い方には非常に魅力なサービスです。

『LINEMO』料金表

ahamo docomo 20GB ¥2,970
 

キャリアの料金プランとしては破格のデータ通信量20GBを月額2,970円で利用することができます。
もちろんドコモの純正な料金プランなので、安定性の高い通信をリーズナブルな料金で利用できるのは大きな魅力です。

ahamoでは月のデータ容量として設けられた20GBの通信量を超過してしまうと通信制限がかけられますが、他社が最大300Mbpsなどとかなり速度が抑えられる中、最大1Mbpsまでしか速度が制限されません。

1Mbpsという速度は、WEB閲覧や標準画質(720p程度)での動画再生などの一般的なコンテンツの利用には支障がないレベルの速度です。
20GB以上のデータ通信を行ってしまったとしても通信制限が厳しくないため、通信量を気にし過ぎずに快適に利用できるのも特徴です。

また、ahamoでは対応スマホ・対応エリアであれば無料で5G通信の利用が可能なので、追加料金なしで超高速・超低遅延の通信を利用できます。
※5Gのエリアは2021年時点では限定的でほとんど利用する事ができないです。

◆通話料金・通話オプション

『ahamo』の通話料金は、「30秒につき22円」となっています。
頻繁に5分以上の通話を利用する人は、かけ放題オプションに加入するのがおすすめです。

  • 5分以内国内通話無料
    標準装備です。 ahamoなら基本料金内で「5分以内の国内通話」が無料です。
  • かけ放題オプション
    通話定額は、月額1,100円でオプションに加入することで国内通話を完全かけ放題で利用できる通話オプションです。
    1回の通話時間が長く、1ヶ月で合計38分以上通話する人は、こちらのオプションを追加するとお得に通話を利用できます。


■『ahamo(ドコモ)』と『LINEMO』、『povo(au)』と比較してみた

ドコモが新料金プランとして「ahamo(アハモ)」を提供すると同時期に、ソフトバンクは「LINEMO(ラインモ)」、KDDI(au)は「povo(ポヴォ)」と、他キャリアも格安の新プランの提供しています。

3キャリア新料金プランの違いについては以下の表にまとめました。

  ahamo
[ドコモ]
LINEMO
[Softbank]
povo
[au]
キャリア区分 MNO MNO MNO
月額料金 3GB - ¥990 -
20GB ¥2,970 ¥2,728 ¥2,728
回線 docomo Softbank au
国内かけ放題 5分かけ放題 オプション オプション
通話料金 5分超過後
\22/30秒
\22/30秒 \22/30秒
テザリング料金 無料 無料 無料
データチャージ料金 \550/1GB \550/1GB \550/1GB
契約手数料 無料 無料 無料
契約解除手数料 無料 無料 無料
カウントフリー なし LINEのみ なし
低速時の速度 最高1Mbps 最高1Mbps 最高1Mbps
データ使い放題 × × 550円/日
キャリアメール 提供予定 提供予定 提供予定
5Gの対応有無 2021年夏頃提供予定
eSIM 検討中 対応予定
契約手続き WEB WEB WEB
サポート WEB・チャット WEB・LINE WEB・チャット
MNP転出手数料 無料 無料 無料
特徴的なサービス docomoの家族割対象 LINEのみカウントフリー  


■『LINEMO』と『Y!mobile』、『UQMobile』、『Rakuten Mobile』と比較してみた



今度は同じソフトバンクの別ブランドの『Y!mobile』と同価格帯の『UQMobile』、『Rakuten Mobile』で比較してみました。

  ahamo
[ドコモ]
Rakuten
Mobile
Y!mobile UQ
mobile
キャリア区分 MNO MNO MVNO MVNO
月額料金 1GB ¥2,970 無料 ¥2,178 ¥1,628
3GB ¥1,078
15GB ¥2,178 ¥3,278 ¥2,728
20GB ¥4,158 ¥3,828
25GB - ¥3,278
無制限 - -
回線 docomo Rakuten Softbank au
国内かけ放題 5分かけ放題 かけ放題 オプション オプション
通話料金 5分超過後
\22/30秒
\22/30秒
RakutenLink使用時は無料
\22/30秒 \22/30秒
テザリング料金 無料 無料 無料 無料
データチャージ料金 \550/1GB \550/500MB \220/100MB
\550/500MB
契約手数料 無料 無料 ¥3,300 ¥3,300
契約解除手数料 無料 無料 ¥3,300 無料
カウントフリー なし なし なし なし
低速時の速度 最高1Mbps 最高1Mbps 最高1Mbps 最高1Mbps
データ使い放題 × 無制限 × ×
キャリアメール 提供予定 2021年夏頃提供予定
5Gの対応有無 2021年夏頃提供予定
eSIM × × ×
契約手続き WEB WEB・店舗 WEB・店舗 WEB・店舗
サポート WEB・チャット WEB・店舗・チャット WEB・店舗 WEB・店舗
MNP転出手数料 無料 無料 無料 無料
特徴的なサービス docomoの家族割対象 無制限データ通信
通話料無料
  データ繰り越し


『Y!mobile』、『UQMobile』、『Rakuten Mobile』より『ahamo』がオススメなのは
  • 毎月の使っている通信容量が3GB~20GBの人
    純粋な料金だけで見ると『Rakuten Mobile』が一番安いですが、まだ基地局などが充実していない(特に地方)ので、メインで使うのには心もとないです。

    LINEMOはデータ容量が20GBの1つのプランしか設けておらず、シンプルで分かりやすいのが特徴です。
    そのため、ahamoはこの中容量(20GB)のデータ通信量が利用スタイルに合っている人を対象としています。
    20GBというのは、毎日2時間YouTubeを視聴できる程度のデータ通信量です。

    『ahamo』と『Y!mobile』、『UQMobile』の15GBがほぼ同じ料金帯なので、
    毎月の通信料に応じて、以下の様にするとお得感がでます。

  • オンラインでの契約・サポートのみでも不便を感じない人
    契約方法・サポートを比較すると、『Y!mobile』、『UQMobile』、『Rakuten Mobile』は実店舗や電話での契約・サポート対応が可能なのに対し、『ahamo』は公式サイトでのオンライン対応のみです。
    実際にスタッフの方に相談したり万が一の際に対応して欲しいという人は『Y!mobile』、『UQMobile』、『Rakuten Mobile』を契約すると良いでしょう。
    申し込みからサポートまでオンライン上でいつでもどこでも行えることをメリットに感じられる人にはahamoがおすすめです。



■『ahamo』のメリット・デメリットまとめ

20GBで毎回5分間の無料通話付きで「月額2,970円」で利用できるのはやはり素晴らしいです。
但し、全てがオンラインなので、「万人が満足できるか?」といったら、答えは「ノー」です。

ドコモの新料金プラン「ahamo」について、メリットとデメリットをそれぞれまとめました。




このように、「ahamo」には実店舗でのサポートが受けられない、キャリアメールが使えないなどのいくつかのデメリットは存在します。

特にオンラインによるサポートはあるものの、実店舗でのサポートが受けられないので、初期設定やトラブルが起きた場合など自分で解決する必要があります。

正直、今までショップのスタッフに全てやってもらっていた方は敷居が高いかもしれません。

それでも、ドコモの自社回線を用いた高品質の通信を、20GBの中容量プランが2,970円という格安料金で利用できる『ahamo』は他社や格安SIMに比べてかなり大きなメリットを持っています。

公式サイトこちら


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