UQモバイルは、UQコミュニケーションズ株式会社が提供している格安SIMサービスです。KDDI株式会社のグループ会社であることから、同じグループ会社のauの回線を借りてデータ通信や通信サービスが行われています。また、位置づけ的にはauのサブブランドという位置づけで、厳密には格安SIMではありません。元々は「UQ WiMAX」(ユーキュー・ワイマックス)という、データ通信専用の基地局を全国展開していて、auとQUモバイルは相互に回線を提供し合っています。
KDDIとして大容量データ通信は「au」、中・小容量データ通信は「UQモバイル」、格安SIM(MVNO)は「BIGLOBEモバイル」という構成で展開しています。
また、格安SIM顧客満足度ランキングなどで1位を獲得しているほどユーザーの満足度が高いサービスが提供されているのがUQモバイルの魅力です。
近年はスマホも通話以上にネットや動画、SNS、ゲームなどを楽しむ方が増えているためデータ通信はより重要度が高まっています。どの格安SIMでも共通の悩みとして「キャリアと比較した場合の通信速度の遅さ」が挙げられます。スマートフォンの利用が増えるランチタイムや、通信量が増えてくる20時~21時台など混雑時に遅くなってしまいます。通信速度が遅いと、写真の閲覧や動画の読み込みが終わらず長時間待たされることになりストレスが溜まります。
格安SIMの中でもUQモバイルは通信速度が非常に速く、本家auと比べても遜色ない速度が出ています。ほとんどの格安SIMは、お昼の時間帯(12:00~13:00)になると、極端に通信速度が遅くなりますが、UQモバイルに限っては全く遅くなりません。サブブランドは通信速度だけとっても、他の格安SIM(MVNO)よりもアドバンテージがあります。キャリアと同等の通信速度で、より低価格で満足できるのであればぜひ乗り換えも検討したいところではないでしょうか。
UQモバイルでは2021年の2月に料金プランが変更となり、新規契約できるのは以下の「くりこしプランS/M/L」3つのプランです。
旧プランと比べると、すべてのプランが500円ずつ安くなり、さらに高速通信で使えるデータ量も増量しています。また、余ったデータ容量は翌月に繰り越すことが可能になっています。データ容量を使い切ってしまった場合でも、くりこしプランMかくりこしプランLであれば、最大1Mbpsで通信できます。動画を見るのはキツイかもだけど、ニュースやメッセージの送受信などは十分にできる速度です。※くりこしプランSでは最大300Kbpsです。
通話料金は【22円/30秒】になっていて、オプションでかけ放題を付けることができます。
では、UQモバイルの新プランはお得なのでしょうか?大手キャリアの廉価プラン(ahamo、povo、LINEMO)と楽天モバイルで比較してみました。
比較すると。。。。料金的にはどれも拮抗しているなってイメージです。楽天モバイルが一番安いですが、まだ基地局などが充実していない(特に地方)ので、メインで使うのには心もとないです。大手キャリアの廉価プランとUQモバイルの15GBがほぼ同じ料金帯なので、毎月の通信料に応じて、以下の様にするとお得感がでます。
また、大手キャリアの廉価プランはオンラインでのサポートのみで、店舗でのサポートが受けられません。UQモバイルは全国に店舗がありますので、修理の際はキャリア同様気軽に立ち寄って相談できる点がユーザーにとっては安心材料になっているとも言えます。
うれしいポイントとして、Wi2 300 for UQ mobileという無料公衆無線サービスが提供されており、ユーザーであれば誰でも自由に無料でWi-Fiに接続できるという点です。全国的にもあらゆる施設で普及していますから、Wi2のマークが付いた施設や店舗であればいつでも使うことができます。外出先で大量のデータ通信を行う際にもWi-Fiさえあれば、コストもかからずサクサク動かすことができます。
また、格安SIMというとフリーアドレスしか使えないというデメリットがありましたが、UQモバイルは月額200円でメールサービスを付加することができます。つまり、キャリア同様にUQモバイル専用のメールアドレスを取得できるのです。最近では「GMail」や「Yahooメール」などのフリーメールを使う機会が多くなっていますが、フリーメールは重要なメールでも迷惑メールに振り分けられてしまう可能性も高く、使いづらい点も多いので、メールアドレスが取得できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
格安SIMを申し込もうと思った時に「クレジットカードしか対応していなくて諦めた」という人の話も時々耳にします。格安SIMでは支払い方法にクレジットカードを採用している事が多く、クレジットカードを持っていない人は申し込みできないパターンがほとんどです。UQモバイルは数少ない口座振替に対応しており、クレジットカードを持っていない方でも契約可能です。
格安SIMでは通信会社が販売しているスマホ以外に、他の通信会社が販売しているスマホや家電量販店で販売しているスマホ、中古スマホを使用することができます。もちろん、「iPhone」も使用することができます。
現在お使いのスマホや自分で用意したスマホをUQモバイルで使う場合は、以下の点に注意する必要があります。
UQモバイルはau回線を利用するので、auで購入したスマホを利用する場合は、一部の機種を除いてSIMロック解除は不要ですが、SIMロック解除はキャリア契約時でないと解除できないので、キャリア契約中に解除することをお勧めします。SIMロック解除することで、中古ショップに売る場合も高値になる事があります。
SIMロック解除以外にも、スマホが受信可能な周波数にも気を付けなくてはいけません。キャリアごとに使用している無線周波数が異なります。キャリア購入のAndroidスマートフォンの場合、受信可能な周波数がそのキャリア専用になっている可能性があります。またSIMフリースマホでも、特定の周波数は受信できないものもありますので、確認は必要です。
<UQモバイルで受信可能な周波数は以下の通り>
バンド1とバンド18/26に対応しているスマートフォンであればOKです。
また、UQモバイルというか、au回線には、2種類の音声通話SIMカードがあります。UQモバイルの場合は契約時にどちらかを選ぶことになります。
iPhoneを使用する場合、以下の対応表を確認してください。
※Androidの場合は機種が多いので、対応可能スマートフォンはUQモバイル公式サイトを確認してください。
UQモバイルの特徴をまとめると
格安SIM並みの料金で大手キャリアの様なサービスが受けられるので、キャリアから乗り換えるのであれば、一番の選択肢になるのではないでしょうか?
いいなと思ったら、UQモバイル、ぜひ検討してみて下さい。