日本の格安SIM(MVNO)は海外でも使える?格安SIMを海外で使う場合の注意点とは?

渡航先でも地図を確認したり、調べ物をしたり、何かと便利なスマートフォン。但し、日本のSIMをそのまま海外で使用したら高額請求されたというケースも。格安SIMを海外で使う場合は何に気を付ければ良いのでしょうか。その疑問に答えます。


格安SIMを海外で使う場合の注意点

基本的に海外で日本の格安SIMが使えるのは、以下のだけになります。
・通話とSMS(ショートメッセージサービス)のみでデータ通信はできない

そうなんです。
通常の格安SIMではデータ通信はできないのです。
仮に出来たとしても、データ定額等の扱いにはならないので、高額な請求が後でくるかもしれません。

通話やSMSは全て国際電話扱いになるので、一般的に国内通話であれば20円/30秒なのに対して、国際ローミングを利用した場合は、約120円/1分と、約3倍の通話料がかかります。
さらに着信についても約170円/1分の料金が発生します。

では、海外ではスマートフォンを利用できないのでしょうか?

答えは「NO!」です。もちろん、使えます。


では、海外ではどのように利用すればよいのでしょうか?
次の項目から、詳しく説明していきます。

格安SIMを海外で使う場合の利用方法

格安SIMを海外で使う場合ですが、まずは海外でどのようにスマホを使いたいのかを想定しましょう。
その利用方法によって以下のパターンに分類されます。

・「カメラとか時計とかだけ使えればいい」
・「通話ができればよい」
・「ネットもYouTubeもガンガン使いたい」



カメラとか時計とかだけ使えればいい方の場合、「機内モード」にしましょう。

スマートフォンには「機内モード」という、データ通信を一切行わないモードが用意されています。
渡航中は終始、機内モードにしておけば、通話料もデータ通信料金も一切発生しません。

旅行中はスマートフォンに捕らわれない生活も良いものかもしれませんね。

なお、機内モードでもWi-Fiは使えますので、Wi-Fiをオンにすれば、Wi-Fiの使えるホテルや機内、公衆Wi-Fiなどでインターネットに接続することができます。
現地でWi-Fiルーターをレンタルしている場合も同様です。

通話ができればよい場合は、データローミング設定をオフにしましょう。

以下の設定を行うことで、海外におけるデータ通信料金の課金を回避できます。
iPhone 「モバイルデータ通信」と「4G」をオフに設定
Android 「データローミング設定」をオフに設定。
もちろん、データローミングをオフにしてもWi-Fiを利用してインターネットに接続できます。

最初に述べたように、海外での通話の注意点としては、渡航先で同行者に電話をかける際も国際発信が必要になります。
日本からの電話を受ける際は、受けた側にも料金がかかるのでご注意ください。
そして、国際電話扱いなので、使いすぎると高額な請求になります。


ネットもYouTubeもガンガン使いたい場合は??

海外でスマートフォンでインターネットを使いたい場合はどうすればよいのでしょうか?

大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の場合は、海外用のデータ定額オプションを1日単位でつけることが可能です。
数百MBくらいの少量データ定額であれば、1日1,000円程度で利用できます。
ソフトバンクであれば、「海外パケットし放題」が1日2,980円で利用できます。
詳細については各キャリアにお問い合わせください。


さて、格安スマホの場合はどうすれば良いでしょうか?
その答えは・・・

・海外旅行用のSIMを使う。
・現地のプリペイドSIMを購入する。
・現地の無料Wi-Fiを利用する。

・・・となります。

海外旅行用のSIMを使う

格安SIMの中には海外旅行用のSIMを提供しているところもあります。
代表的なところでは、「H.I.Sモバイル」と「IIJmio」です。

H.I.Sモバイルは、その名の通り、大手旅行代理店のH.I.Sが運営している格安SIMになります。
旅行代理店が運営しているだけあって、スマホの海外利用には力を入れています。

そして何より、このH.I.Sモバイルの海外用のSIMは、今お使いのSIMの上に貼り付けて使うタイプになります。
その名も「変なSIM」
ちょっと変わったネーミングですが、【日本初の「サブSIM」技術を導入】という割と最先端な技術を導入しています。


H.I.Sモバイルの「変なSIM」のポイントを紹介します。
1.日本初の貼りつける形状の「サブSIM」
国内ではいつものSIMカードを、海外では上に貼ったSIMカードをご利用頂く事で、海外通信をお得に利用する事が可能です。
頻繁に海外旅行に行く方には、わざわざ渡航するたびにSIMを差し替えなくてよくなります。
元のSIMと変なSIMは専用アプリで切り替えができます。
めっちゃ便利です!!
また、通常の差し替えるタイプのSIMも「変なSIMプラスチック」用意しており、購入時に選択可能です。

格安SIMなので、SIMフリー端末またはSIMロックを解除した端末でないと利用はできません。
キャリア端末を使う場合にはSIMロックを解除しましょう。

2.78の国と地域で利用可能。
但し、通信を行うにはご利用のスマートフォンのが渡航先の周波数帯のいずれかに対応している必要があります。

3.レンタルではないので、1度購入すると何度でも海外で使えます。

4.日本語の専用アプリで簡単・便利
海外で利用する通信料もアプリ内で購入できます。
もちろん、通信環境があれば海外でも購入いただく事ができます。

6.テザリング無料
格安SIMなのでテザリングは無料でできます。
お友達やご家族のスマホ等とテザリング接続ができるので、このSIMが1つあれば、複数人でシェアして使うことも可能です。

まさに、この「変なSIM」は海外に渡航する人向けに考えられたSIMです。


気になる、利用料金ですが・・・
SIMカード本体価格 アプリ内通信課金
SIMカード本体価格 1日24時間
¥1,980 ¥500
1ヶ国あたり1日24時間200MBまで。200MB以降は低速無制限でご利用いただけ、24時間経過後より高速通信が可能です。 SIMカードのサイズは、標準SIM・microSIM・nanoSIM全種に対応しています。
1日500円で200MBまで使えちゃいます。

200MBってちょっと少なく感じるかもしれませんが、動画等の通信料のかかるコンテンツを利用しなないで、普通に地図アプリや調べものをするくらいであれば、ちょうどいい通信量です。
翌日に繰り越しは出来ないので、なるべく使い切ってしまった方がお得かもしれません。
なお、500MBを使い切ってしまっても、高速LTE通信ができないだけで、低速通信は無制限で利用できるのも魅力ですね。

H.I.S.モバイルの公式サイト
もう1つは「IIJmio」です。

こちらもH.I.Sモバイル同様に海外専用SIMになりますが、H.I.Sモバイルのように張るタイプのSIMではなく、SIMカードを差し替えるタイプになります。

機能的にはH.I.Sモバイルと同様なのですが、IIJmioの方は音声通話ができるタイプのSIMも用意されています。

■IIJmio海外トラベルSIMの特徴
・42の国や地域で利用可能
・データ通信だけではなく、音声通話も30分利用できるプランがある。
・500MB~利用でき、有効期限が「14日間」ある。
・足りなくなったら、チャージすることが可能。(100MB・500MB)

IIJmioも利用にはSIMフリー端末またはSIMロック解除端末が必要です。
また、渡航先の電波の周波数が端末で受信できることが条件になります。


■IIJmio海外トラベルSIMの料金
初期費用 ¥3,000
初回チャージ料 データ専用SIM:¥3,850
音声通話SIM:¥4,600
データ容量 500MB
有効期限 14日間
通話可能時間 データ専用SIM:通話なし
音声通話SIM:30分
SMS最大送受信数 データ専用SIM:SMSなし
音声通話SIM:25通

H.I.Sモバイルと比べると、価格が高い気もしますが、音声通話が30分ついているのは魅力的ですね。

両社を比較した表を載せておきます。
IIJmioの公式サイト
選ぶ際のポイントは、観光orビジネス、滞在期間を基に選べばよいと思います。

観光で滞在期間が短いならば、価格が安いH.I.S.モバイルがお得ですし、ビジネス用途で電話も使いたい場合や、滞在期間が長い場合には通話ができて、有効期限が長いIIJmioがお得になります。


個人的におすすめするのは上記2社ですが、このほかに「楽天モバイル」「mineo」もプリペイド式の海外SIMを提供しています。

海外に渡航する前には、確認しておきたいですね。



楽天モバイルの公式サイト
mineoの公式サイト

現地のプリペイドSIMを購入する または、現地の無料Wi-Fiを利用する

現地のプリペイドSIMを購入を購入するのもアリです。
大抵は空港ロビー等で販売しているので、渡航先に着いたら即購入することができます。

使える端末は、現地の通信会社を使うため、当然SIMフリー端末かSIMロック解除端末に限られますし、スマートフォンが現地の通信会社の周波数に合ってないと使えません。
この点は事前に調査が必要なので注意しましょう。

また、購入するSIMサイズは間違えて買わないように事前にチェックしておきましょう。
SIMサイズは国際的に決まっていて、各国共通の3パターンです。
(通常SIM、マイクロSIM、ナノSIM)

現在のSIMと差し替えて使うことになるので、元のSIMはなくさないようにしましょう。
帰国後にSIMカードがないと、日本で使えなくなっちゃいます。


また、Wi-Fiルーターをレンタルできるサービスもあります。
Wi-Fiルーターをレンタルする利点は複数人で旅行する場合にはシェアして使うことができる点。
但し、常にWi-Fiルーターの近くにいないと通信できないので、単独行動ができなくなってしまうのがデメリットです。

また、そこまでデータ通信を利用しない方は、ホテル等の無料Wi-Fiを利用する事ができます。
無料Wi-Fiの有無は各宿泊先等でご確認ください。
但し、街の無料Wi-Fiには通信傍受される危険がありますので気を付けた方が良いです。

格安SIMを海外でも使って、お得に楽しみましょう。

海外でスマートフォンを使う場合の注意点・ポイントを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

最後にこれまでのポイントをまとめます。
  • スマートフォンを使わないのであれば、渡航中は機内モードに!
  • 海外ローミングできる格安SIMもあるが、データ通信はできない。
  • 海外での通話は国際電話扱いになる。
  • 海外でデータ通信を行いたい場合は、H.I.SモバイルやIIJmioなどの海外で使えるプリペイド式SIMを購入しよう。
  • 長期滞在の場合は、現地のSIMを使った方がトータル的にはお得です。
いざという時に何かと便利な格安SIM。
賢く使って、海外をエンジョイしましょう!!


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